看護関係じゃなくても、名前だけは聞いたことがあるでしょう、

フローレンス・ナイチンゲール。

 

フローレンス・ナイチンゲールは過去の人、

彼女の考え方を受け継ぐ必要はないでしょう。

母性神話も、女性でなければケアはできないことも、

ただできないことをあげつらう教育も、
全て効果がなく有害です。

ナイチンゲールは近代看護の基礎を築き、
看護に貢献した方です。

ですが、自己犠牲と母性の強制・
権威(医師ですね)に服従するなど、

ネガティブな側面も現代に残しているのです。

 

フローレンス姐さんと呼ばせてもらいましょう。

この人は白衣の天使で、夜中に野戦病院を見回りした
優しいイメージしかないでしょう。

統計を駆使して、近代看護を作った人の
イメージでしょう。
 

ですが伝説をお持ちです。

箱に入った薬を兵隊が
「これは開封してないから使えない」と咎めたら、

叩き割って「箱は空いている」と
薬を持ち出したとのこと。

気性が激しく、ぶつかることが多く、
時にはゴリ押しで物事を進めてきた人。

だからフローレンス姐さん。

フローレンス姐さん、
実は負の遺産を残している方でもあるのです。
現在看護界は暗黒時代です。
その原因はフローレンス姐さんにもあるのです。

見出し 


1
.今更ですがフローレンス姐さんの貢献について。
2.フローレンス姐さんの過ち
  ーただただ厳しく指導する看護教育。
3.脈々と受け継がれるフローレンス姐さんの看護教育
  ー母性・規律・道徳など。

4.まとめーフローレンス姐さんの失敗だけが受け継がれている。 

 

1.今更ですがフローレンス姐さんの貢献について。


①看護教育を確立して看護学校を作った。

当時の看護師は、
教育をロクに受けていない・貧困層の女性がなるもの。

病人の世話と他の世話の区別がつかず
(売春まがいのこともしていた)、
低賃金で働く女性たちでした。

その女性たちに対して、看護とは何かを教育しました。


②保健医療に関する書籍を残した。


③統計学で死亡率・感染率・治癒率などを示した。


などがあります。

詳細はナイチンゲール看護研究所のサイトを参照してくださいませ。

 

2.フローレンス姐さんの過ち
   ーただただ厳しく指導する看護教育。

 
フローレンス姐さんは上流階級の出身で、
十分な学問と教育を受けて来た人です。
彼女が指導・教育したのは、
今までロクに教育を受ける余裕がない貧困層の女性。
それを頭ごなしに注意します。
 

ボリュームのあるペチコートは邪魔・所作が乱暴・
病人の受け答えが雑など、
読んでいるだけで、

どんだけ怖い指導よ、とワタクシ凍りついてしまいます。

 ロクに仕事を教えてもらってないのに、
さらに低賃金・長時間労働・低い社会的地位で働く看護師たちに


「あんたたち、なってないわ!!!」

キレるのです。

ただただ、無意味に厳しい看護教育に、
しっかりとその名残は残っております。

 

3.脈々と受け継がれるフローレンス姐さんの看護教育
 ー母性・規律・道徳など。

緩くなったとはいえ無駄に厳しい看護教育は
脈々と受け継がれています。
身だしなみ・言葉遣い・立ち振る舞いなど、
まあどこの小姑かというくらいちまちまチェックします。

その時間を知識のブラッシュアップや
研究に使えないのか疑問ですが、
フローレンス姐さんから受け継いだものですから、
絶対にやめません。
「立つ訓練をしないと実習に行けない」など、
意味不明の起立を学生に強制している
お先生方もいらっしゃいます。


職位が上の人には絶対服従、異議を唱えると
フルボッコです。
職位が上の方々が創造的かというと、
全然そうではありません。
自分の教わったことを受け継いでいるだけです。

ただただ学生や新人に自己否定を
植え付けるだけの看護教育です。
なぜなら組織の中で扱いやすいようにしか、
教育していないから。

「自分で考える教育」と言っておりますが、
教育者の想像範囲内・理解できる範囲内での考えを
押し付けているだけです。

 

「看護覚え書」を読むとやたら、
「母性・女性の視点」というフレーズが目立ちます。

今だに「看護は母親が子どもを見るようにケアする」と、
したり顔でいうババア・ジジイがいますが、
そんなん訓練受ければ男女問わず
誰だってできるのです。

だから長い間看護師は女性が多く、
男性が働く診療科は精神科・整形外科など
限られていました。
男性には、母性はない・慈しむ気持ちはないと
勝手に考えていましたから。
オンナだってたいがい、冷たいけどね。
看護師に必要なのが「慈愛に満ちた母親」ならば、
別に教育も勉強もいらないのです。

 

4.まとめーフローレンス姐さんの失敗だけが受け継がれている。

 
フローレンス姐さんは交渉力と行動力があり、
ゼロから近代看護を構築しました。
味方はいたでしょうが、
ぐいぐいと今までの不潔な病院を清潔にし、
看護教育に乗り出し、
本を書いて資料を残しました。


フローレンス姐さんの交渉力・行動力が、
現代に受け継がれていないのは
残念極まりないことです。
受け継いでしまったのは、
人の顔色をうかがい・無駄に機嫌を取り・
変化を嫌い・ただできない人を叩き落とすなど、
ネガティヴなところしか受け継いでいません。
 

フローレンス姐さんの失敗は、
人材育成をしていないことです。

学校を作ること・教育をすることも必要ですが、
人手不足にならない組織づくりをしていません。

これからの人材を叩き潰すことはしても、
「人として扱う」基本的なことをしていません。
身分差別をそのまま現在の看護が受け継いでいます。
大卒・専門学校卒・進学コース・准看護師、
同じ職種がお互いの首を取らんばかりに対立しています。
 

もう近代看護のフローレンス姐さんを卒業して
現代看護に移行する時期を
すっかり逃している看護界に持てる希望はありません。