これPG指定すべきじゃないの?というくらい
バイオレンスシーンが出てくるので、
精神状態がいいときに見ることをお勧めする映画の一つです。

予告編見て、絶対後味悪い映画と思いつつ、
キャスリン・ピグロー監督ということで見てきました。
キャスリン・ピグロー監督の作品って、
見た後どんより疲れる、 なんとも言えない後味の悪さ。

白人警官の暴走による暴力は、ほとんど罰せられない。
40分間にわたる尋問よりも拷問は、
途中で席を立ちたくなる。
デトロイト事件が終わって、ラリーが属する歌手グループはスカウトされる。
だけど、プロデューサーは白人とわかると、ラリーはグループを抜ける。
「クラブには警官がいるから」と理由で、デビューを棒に降る。
歌を歌っていたいけど、クラブは嫌だ。
だから教会の聖歌隊に申し込んで、
教会で歌う職を得られる。
神父(?)さまに
「クラブの方が稼げるだろう。うちは十分に払えない」と言われるが
「教会には警察がいない」と安い賃金でも歌を歌う職を得られる。
デトロイトのラストは、ここだけが救い。

他のメンバーと一緒にクラブで歌っていれば、
大手の音楽会社の目に止まって、
歌手として大成功できる。
だけど白人の警官の暴力にさらされた後も、
白人の警官と接しながら歌わなければならない。
怯えて歌うよりも、心安らかに好きな歌を歌って、
それでつつましやかに生活できればいい。
この考えを否定できる人は一人もいない。

デトロイト事件の当事者の歌手グループは、現役で活躍なさっているとのこと。
事件の取材にも協力なさったとのこと、
監督はPTSDに配慮なさったのだろう。
後味悪いけど、人類は同じ過ちを犯し続けているのは事実。