てんの夫・藤吉郎が他界して断然おもしろくなってきた「わろてんか」。

2週にわたって、てんが女芸人をプロデュースしたいと、
映画女優のりりこと活動写真でアコーディオンを弾いていたシローを
コンビにして売り出す物語でした。
アコーディオン奏者のシローはしゃべりがまるでダメ、
それをりりこがいつもうまくアドリブで取り繕う漫才。
必死で喋りをうまくしようと練習するけど、全然上達しないシロー。
だけどシローはアコーディオンは、
ドイツに留学したいと思うほど達者に演奏できる。

てんをはじめ、周りの台本書きも芸の稽古をつける先輩も、
シローはアコーディオンを弾いてしゃべらなくていい漫才を提案する。
シローは馬鹿にされたと漫才を止めようとするけど、
「しゃべれなくてつっかえるのが面白いんじゃない。
失敗して笑ってるのではない」と
てんは諭して新しい台本をシローに見せる。
シローの苦手な喋りではなく、間はアコーディオンを弾いて、
その合いの手でリリこが喋る。

リリこは女優で、前は義太夫の芸人さん、
喋りも歌もそつなくこなす。
だけどシローは、人前で喋ることなどない。
だけど人前で達者にアコーディオンを引くことはできる。

苦手なところを直すのではなく、
上手なところを引き出す。
もしシローが喋りにこだわっていたら、
全然面白くない。
やっぱり短所はそのままで、長所を伸ばした方が絶対いいと
改めて思った回でした。