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散々呑んだくれた日々を送り、ドクターストップがかかって3年目、@やすじろうです。 
先日ラムレーズンアイスを一口食べたら、酔っ払って次の日まで寝込みました。
もう呑んじゃいかん体質に変わっておりました。

おひとりさまだと、休日に昼からビールとかワインとかいただけますね。
うん、いいですよ。
一人飲みもよし、友人とランチで
アルコールと食事を楽しむもよし。 

でも、気をつけましょう。特に女性はアルコール依存症になりやすいのです。
アルコール依存症は特別な病気ではありません。
診断がついてないだけで、そこらへんにゴロゴロいます。
アルコール依存症予備軍も同様。
アルコール依存症とおすすめ書籍について、説明していきますね。

1.アルコール依存症とは

お酒を飲む量・飲むタイミング・飲む状況を自分でコントロールできなくなった状態です。
飲むのはよくないとわかっていても、脳に異常が起きて飲むことをやめられなくなります。アルコール依存症治療ナビより)

アルコールを飲み始めると歯止めが効かず、意識がなくなるまで飲んでしまいます。
それで大切な約束や仕事をすっぽかしてしまうのですが、飲むのをやめられません。
飲酒運転の事故などは、運転手がアルコール依存症の可能性が高いです。
「飲んではいけない時」に飲んでしまうのですから。

アルコールを飲んで大暴れするーというイメージが強いですが、静かにアルコールを
飲み続けて欠勤や遅刻などが増えるケースが多いそうです。

1)アルコール依存症のセルフチェック
自分のアルコールの飲み方をチェックしてみましょう。
「あたしの飲みかたって、ちょっとアレなんじゃ…」と心配な人もやってみてください。

あくまでもセルフチェック(自分でチェックする)ですから、モノは試しにやってみてくださいませ。
世界保健機構(WHO)のチェックシートーこれは男女共用です。
新久里浜式スクリーニングテスト:女性版(KAST-F) 
ーこれは日本の女性向けのチェックシートです。

2)女性がアルコール依存症になりやすい理由
男性に比べて女性はアルコール依存症になりやすいです。
理由は
①男性より肝臓が小さく、アルコール分解酵素が少ないので、血中アルコール濃度が高くな 
 りやすい
②隠れて飲む(キッチンドリンカー)ため
 などがあります。

女性がアルコールを飲むのに寛大な世の中になったとはいえ、「大酒飲みだよねー」と影で噂されるのが嫌なので、人目を忍んでひとりで飲んでいるうちに量が増え、歯止めがきかなくなるのです。 (女性アルコール依存症の看護より)

2.アルコール依存症は否認の病気

「アルコール依存症です」
「アルコールの飲み方に問題があるから、ちょっと量を控えましょう」と言われると、
「そんなことはない。自分が依存症のわけがない。お酒の量を調節すればいいでしょ?」と
まず全否定するのが依存症。

そして飲酒を自分の意思でコントロールできません。
だから治療が遅れて、最悪死にいたる病です。
愛媛産業保健総合支援センターより)

3.アルコール依存症の治療

断酒しかありません。
漫画家の吾妻ひでおさんは、アルコール依存症の治療中に
「ぬか漬けのキュウリはもとの生のキュウリに戻らない。それと同じこと」と
講義を受けたとのことです。

もうアルコールが入れば自分の意志はぶち飛んでしまうので、一滴でもアルコールが
入れば歯止めのきかない飲み方をしてしまいます。
一人で断酒を続けるのは難しいですから、断酒会AA(アルコホーリクス・アノニマス)で当事者同士支え合ってアルコール依存症から回復していきます。
詳しくはアルコール依存症の治療をご覧ください。

4.アルコール依存症関係のオススメ書籍

当事者が男性ですが、女性もぜひ読んでみてください。
締め切りから逃げて、路上生活を送っても求めるのはアルコール。
アルコールの作用で、幻覚が見える…かなり怖い描写です。
こうも簡単に人は路上生活者になれるのか、読んでる最中に背筋が凍ります。
しかもアルコール依存症ですから、どんな手を使ってでもアルコールを手に入れる。

さらにニコチン依存症ですから、誰が吸ったかわからない吸殻を口にする。
ちょっと自分のアルコールの飲み方を見直す機会になりますよ。

吾妻ひでおさんと月乃光司さんは、アルコール依存症当事者です。
西原理恵子さんは、実父と元夫がアルコール依存症で、当事者の家族です。

当事者とその家族の視点で、対談が進みます。
全国のアルコール障害支援の連絡先などが書いてあります。

本より映画がオススメです。
鴨志田穣さん、あんまり文章がうまくないので…
浅野忠信さんがアルコールで暴れるシーンがあるんですが、かなりげんなりします。

西原理恵子さんは試写会で、思い出してかなりしんどかったとブログで書いておられます。

鴨志田穣さんはがんが見つかった時に、がんの治療よりアルコール依存症の治療を優先されました。
がん治療の病棟だと絶対飲酒するからと、アルコールの治療病棟での療養を選びました。
最期に断酒できたので、人間としてお見送りができたと振り返っておられます。

アルコール依存症の典型的な、行動や再飲酒した様子を綴っています。
結局中島らもさんはアルコール依存症から回復ぜずに、アルコール依存症の典型的な
亡くなり方をされました。
泥酔中の外傷が死因です。

アルコール依存症から回復しなかったら、50歳くらいでなくなるそうです。
「酒断ち」と言いながら、結局再飲酒をしてしまう日記です。

作品ではありませんが、無料メルマガサービスがあります。
宋神経科クリニック

5.心配な時の相談窓口

「もしかして、ヤバイ飲み方してるかも…」と思ったら、友達に相談してはいけません。
理由は無駄に慰められるとか、気にしないでいいとか、ただの説教とか、全然役立たない行動をとるから。

「相談窓口に行きな」と言ってくれる
事情に詳しい友達は、まずいないと思ってください。 

1)自分のアルコール問題を相談するところ
精神保健福祉センター 
保健所
アルコール依存症の専門治療プログラムがある医療機関 

2)家族や友人がアルコールの問題を持つ人が相談するところ
アラノン
家族の回復ステップ12

まとめ

アルコール依存症は特別な病気ではありません。
誰でもかかる病気です。
もし、「わたしの飲み方ヤバイかも」と思ったら、相談窓口を利用しましょう。

一人で抱えてしまうと、辛さが増すばかり。 あなたの辛さを聞いてくれる窓口に
相談しましょう。

だらしない人、意志が弱い人がかかる病気ではありません。
依存症は、本人の意志ではどうにもならない状態です。
アルコール依存症には、回復プログラムがあります。
一人でも多くのアルコールに問題がある方が、適切な支援を受けられますように。


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