special thanks 山本あすか

ひとり遊び上手に磨きがかかる@やすじろうです。
「歳を重ねると一人がつらくなる」と孤立を煽られましたが、全然そんなことはありません。 寂しがり屋の人もいますが、それは元々の性格と思います。

「一番寂しいのは老年期じゃなくて思春期」と、お姉さまとお話ししましたねえ。 20代の頃は、男女問わず誰かと一緒にいる時間が多かったです。 お泊まり会をしたり、飲み会をしたり、大勢で長く誰かと過ごすのが楽しかった。

だけど本当に楽しかったかと振り返ると、そうでもなかったなあ。 他人に話すためのリア充と孤独に耐えられないから、さほど仲良くない人と一緒に遊んだ、というのが正解。

付き合いが長くても、ワタクシが不愉快に感じた人とは疎遠にしました。はい、人間関係の断捨離です。それができたのは、自分がひとりでいることを辛く感じなくなったからです。 リア充アピールのために人付き合いをしていた尻の青い頃のワタクシを、「ちったあ孤独に耐えれられるようになれ!」と説教したいです。

上野千鶴子さんの「みんな『おひとりさま』」を読んで、アラフォーからの友達とパートナーについて考えたことを書きますね。


上野千鶴子さんが何者かは、弊記事親の介護に突入する前に読んでおきたいオススメ本3冊をご参照くださいませ。

1.友だちで消耗してませんか?

「アラフォーすぎてひとりでいるのはさびしい」と思い込まされること、「友達は大切」という呪いから解き放たれたのです。

最近、私は気持ち悪い人と義理で愛想笑いしながら
ご飯を食べることがなくなりました。

ワタクシ、10年前からおつきあいで食事をする機会を減らしてきました。理由は簡単、痛くもない腹を探られるのはイヤだし、疲れるから。知り合いになった人とは、ファーストコンタクトで「こいつNG」と判断したら、何があっても一緒に食事しません。ワタクシの人付き合いのNG基準は弊記事私が疎遠にする人の7つの特徴ー男女問わず穏やかな高齢者ライフのために。をご参照ください。

「友だち」になったら、こまめに連絡しなければならない、話題を探さなければならない、月に何回か会わなければならない…この労力を使うほど、「友だち」が必要でしょうか。 もう先が短いし体力・気力が落ちてますから、付き合うのに消耗する「友だち」なら必要ありません。労力が必要な友だちづきあいは時間も費用も浪費します。

2.ワタクシのゆるい友だちづきあい

ワタクシは友だちが少ないです。5人くらい。友だちというより仲間かな。 しかも学生時代の人間関係はすべて消滅。働き始めてから知り合った友だちばかりです。ICTノンネイティヴなので、メールをいまだに使い、しかも返信は遅い。 LINEは、既読無視基本。だからストーカーのようにこっちも向こうも一方的に送信することがある。 それで誰も怒りません。

過ごす時間は、食事やお茶など時間が短くなりました。 しょっちゅう会うことはなく、年に1度会うか会わないかです。 理由はお互いに生活があるからです。 仕事や家庭がありますし、一人で過ごす大切さも必要です。 だから必要以上に連絡を取らず、会わないのです。 思春期ような「いつも一緒!」という、熱いつながりはないです。ゆるーく、時々安否確認をするようなつきあいかたです。

3.ひとりでいられるのなら、おひとりさまを楽しもう

私は友達なんてそのときに必要があればできると思っているの。
(略)
友達ができないと悩んでいる人がいるけど、 それはなくてすむ人なんでしょう。

私は、友情が一生ものだとは思っていません。
「一生の友だちは?」という質問に「学生時代の友だち」と答えているようなインタヴューを読むと、アホちゃうって。

ずっと続く友情なんて、幻想ですよ。 長く付き合いがあっても、話していてきついなと感じるとだんだん疎遠になります。 疎遠になれば寂しいけれど、また仲良くしようとは思いません。 きつい思いまでして、人付き合いはするものではありませんから。

友だちがいなくても、それ以外に交流のある人がいればいいんじゃないですか? 友だちができないことでなぜ悩むのか、ちょっと考えてみましょう。さびしいと思われるんじゃないか、必要とされてないんじゃないかなど、思春期の群れてないとイヤな気持ちと承認欲求の続きじゃないですか?

よく考えて、ひとりがイヤで誰かに必要として欲しいなら、パートナーでも友だちでも作ればいい話。ひとりでいられるのなら、無理して友だち作らなくても大丈夫。おひとりさまで旅行に映画に買い物に引きこもって動画三昧、自分のやりたいことを楽しみましょう。

まとめー「ひとりでさびしいでしょう」なんて大きなお世話

もう嫌な人とは付き合いたくないんですよ。つきあいでご飯食べるのもイヤ。そんな時間があったら、ウチ帰ってテレビ見て動画見て本読んで、好きに過ごしたい。食べたいものがあれば自分で作るし、外食します。

嫌な人と無理して一緒にいるのは、身体にも心にも悪い。 周りが勝手に「ひとりはさびしい」と思ってるだけですから、ほっときましょう。 おひとりさまが苦どころか楽しいのですから、世間様の憐れみは大きなお世話なのです。


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高齢者おひとりさま生活をハックする、 
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