special thanks 山本あすか
上野千鶴子さんが密着番組に出演なさるなんて。令和元年6月30日の情熱大陸に出演なさるなんて。 かなり番組制作者は上野千鶴子さんと交渉を重ねたんでしょう。上野千鶴子さんが相当注文をつけたに違いない。だから件の東大入学式の祝辞に触れる他はほとんど生活にはガードをかけた印象を持ちました。
そして上野千鶴子さんの今の研究テーマのひとつ「おひとりさまと介護」について、少し触れていました。フィールドワークで訪問診療についていく上野千鶴子さん。 その中で「家族のように面倒を見る」という表現に、「なぜ家族のようにという言い方なのか、悲しく感じる」と上野千鶴子さんは意見していました。
ワタクシは悲しく感じるどころか、「まだ家族に負担をかけるのか」と保健医療福祉に「家族」というワードが出てくると腹立たしいのです。
ワタクシは、保健医療福祉の資源を家族に求めてはならない、と考える派です。
上野千鶴子さん、随分柔らかくおっしゃってますが、ワタクシには「介護になぜ家族を持ち出すのか。家族よりもプロフェッショナルの仕事がいいに決まってる」と聞こえました。 今までは、病や障がいを持ち老いた人をケアするのは、家族が中心でした。理由は簡単、資源や制度がなかったから。ヨメやコドモが老いた親や連れ合いのケアをしていたのです。
ヨメやコドモの負担はたまったもんじゃないから「老人病院」という、医療バブルを象徴する施設があちこちにありました。 高齢者医療で財政が怪しくなってから、「家族と過ごす」と行政は方向転換しました。家族に介護の負担をさせれば、費用はかかりませんからね。 「家族ようにケアする」という例えは、ただ行政のキャッチフレーズを刷り込まれているだけです。医師・看護師・介護福祉士・ヘルパーなど、家族でなくてもプロフェッショナルがケアすればいいのです。
そんな家族でも、「家族にケアしてもらった方が幸せ」と言えるでしょうか。 ワタクシの家族、仲は悪いです。実兄とは絶縁していますし、子どもの頃から仲が悪い両親です。正直「親に感謝する」という気持ちがワタクシにはわかりません。
それでも年老いた両親と同居して最期まで看取るのは、実験です。いかに医療費をかけずに両親を見送れるか、介護保険の活用方法など、自分が体験して知りたいだけなのです。そして自分のこの世の去り方の練習をする。老親とワタクシにとって、仲が悪かろうとどうだろうと、WIN-WINな関係です。
仲が悪い家族のケアをするほど負担なことはありません。せっかく介護保険という制度があるなら、これはフル活用して自分の人生を生きましょう。3.社会保障制度は家族を資源にしてはいけない
家族がいなくても、おひとりさまでも制度を利用しながら最期を迎えられる。寂しいなんて大きなお世話。家族にこだわっていては、まともな介護制度は作れません。
やすじろうって何してきた人?
高齢者おひとりさま生活をハックする、
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やすじろうがフリーランスになったいきさつは、
フリーランスになるまでのこと。をご覧ください。
家族に頼らなくても暮らせる資源はありますよ。



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情熱大陸@jounetsu
今夜はベストセラー『おひとりさまの老後』を始め数々の話題作を送り出し、東大入学式祝辞やアグネス論争など発言の度に議論を呼ぶ”論客”として活躍を続けて来た上野千鶴子さん「TVの取材は基本、受けて来ませんでしたので...」という彼女が… https://t.co/GGZyrVIqvP
2019/06/30 23:00:40
上野千鶴子さんが密着番組に出演なさるなんて。令和元年6月30日の情熱大陸に出演なさるなんて。 かなり番組制作者は上野千鶴子さんと交渉を重ねたんでしょう。上野千鶴子さんが相当注文をつけたに違いない。だから件の東大入学式の祝辞に触れる他はほとんど生活にはガードをかけた印象を持ちました。
そして上野千鶴子さんの今の研究テーマのひとつ「おひとりさまと介護」について、少し触れていました。フィールドワークで訪問診療についていく上野千鶴子さん。 その中で「家族のように面倒を見る」という表現に、「なぜ家族のようにという言い方なのか、悲しく感じる」と上野千鶴子さんは意見していました。
ワタクシは悲しく感じるどころか、「まだ家族に負担をかけるのか」と保健医療福祉に「家族」というワードが出てくると腹立たしいのです。
ワタクシは、保健医療福祉の資源を家族に求めてはならない、と考える派です。
「主たる介護者が家族」であるしんどさ
1.なぜ家族でなければならないのか?
2.家族関係がうまくいっているとは限らない
3.社会保障制度は家族を資源にしてはいけない
1.なぜ家族でなければならないのか?
2.家族関係がうまくいっているとは限らない
3.社会保障制度は家族を資源にしてはいけない
1.なぜ家族でなければならないのか?
「『家族』というのが嫌なんだ。すごく抵抗がある。」
「いいことやってる人ほど『家族のような』形容詞が多いのよね」
「家族bestなら、家族以外のものが家族のようなことをするのは
代用品でしょ。代用品って二流品じゃないですか。
自分たちのやってることを『二流品』だってお考えになる
必要なんて何もないじゃない。」
「家族is the best」
上野千鶴子さん、随分柔らかくおっしゃってますが、ワタクシには「介護になぜ家族を持ち出すのか。家族よりもプロフェッショナルの仕事がいいに決まってる」と聞こえました。 今までは、病や障がいを持ち老いた人をケアするのは、家族が中心でした。理由は簡単、資源や制度がなかったから。ヨメやコドモが老いた親や連れ合いのケアをしていたのです。
ヨメやコドモの負担はたまったもんじゃないから「老人病院」という、医療バブルを象徴する施設があちこちにありました。 高齢者医療で財政が怪しくなってから、「家族と過ごす」と行政は方向転換しました。家族に介護の負担をさせれば、費用はかかりませんからね。 「家族ようにケアする」という例えは、ただ行政のキャッチフレーズを刷り込まれているだけです。医師・看護師・介護福祉士・ヘルパーなど、家族でなくてもプロフェッショナルがケアすればいいのです。
2.家族関係がうまくいっているとは限らない
昔はDVも虐待も認知してなかったから、家族の仲が悪くても病や障がいを持ったなら家族がケアしていました。精神衛生上いいわけないし、虐待という名の暴力もあったでしょう。 DV・虐待までいかなくても、仲の悪い家族はあるでしょう。いざ面倒を見る・見られる立場になった時、絶対「なんで面倒見なきゃいけないのよ」「この人の世話になるなんて絶対イヤ」という気持ちはお互いに湧いてくるはずです。そんな家族でも、「家族にケアしてもらった方が幸せ」と言えるでしょうか。 ワタクシの家族、仲は悪いです。実兄とは絶縁していますし、子どもの頃から仲が悪い両親です。正直「親に感謝する」という気持ちがワタクシにはわかりません。
それでも年老いた両親と同居して最期まで看取るのは、実験です。いかに医療費をかけずに両親を見送れるか、介護保険の活用方法など、自分が体験して知りたいだけなのです。そして自分のこの世の去り方の練習をする。老親とワタクシにとって、仲が悪かろうとどうだろうと、WIN-WINな関係です。
仲が悪い家族のケアをするほど負担なことはありません。せっかく介護保険という制度があるなら、これはフル活用して自分の人生を生きましょう。
3.社会保障制度は家族を資源にしてはいけない
ナカイサヤカ@翻訳と英語と出版@sayakatake介護保険について、しんどいところはどこなのか、もう一度利用者としても考えてみた。ポイントは主たる介護者として家族が設定されてしまっているところだ。利用者当人が介護を受けられるを中心にして介護する人は誰でもいいとすることで、家族も利用者も楽になるのでは?
2019/06/27 08:00:04
ナカイサヤカ@翻訳と英語と出版@sayakatakeこれって、一人暮らしの人も介護保険の市縁で何とかやってる事例があるんだから、家族が見なくても何とかなるはずなのよ。いくら支援されても家族が見るということになっていたら辛さは残るよね。
2019/06/27 08:11:00
「なんで介護のためにワタクシの生活を変えなければならんの?」難しいことを抜きにした、ワタクシの考えです。家族の介護のために、自分の仕事ややりたいことに制限かかる。家族の介護で働けなくなると、自分の収入がなくなる。
行政は人件費等々を節約できるけど、その分ノーリターンの家族の懐は厳しくなるばかりです。いくら介護を受ける人が財産を持っていても、です。 家族間の介護が増えると、当然労働力は減ります。ただでさえ人手不足なのに、介護で仕事ができなけりゃ、生産力が落ちるのは目に見えてます。世の中のしくみを視点にして家族が介護することを見ると、労働力不足と生産力低下がわかります。
それより個人的なこと。家族の介護はしんどい。これに尽きます。頼れるなら、制度に任せたい。自分の人生を生きたい。それなのに介護でやりたいことができない・自分の人生を生きられない。これはやりきれないでしょう。

介護保険について、しんどいところはどこなのか、もう一度利用者としても考えてみた。ポイントは主たる介護者として家族が設定されてしまっているところだ。利用者当人が介護を受けられるを中心にして介護する人は誰でもいいとすることで、家族も利用者も楽になるのでは?
2019/06/27 08:00:04
これって、一人暮らしの人も介護保険の市縁で何とかやってる事例があるんだから、家族が見なくても何とかなるはずなのよ。いくら支援されても家族が見るということになっていたら辛さは残るよね。
2019/06/27 08:11:00まとめー家族間の介護は絶対に行き詰まる
「家族のようにケアする」って、どこか嘘くさい。仲のいい家族ばかりじゃないし、できれば介護保険で全部ケアしてほしい。介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅がウケるわけがありません。家族がいなくても、おひとりさまでも制度を利用しながら最期を迎えられる。寂しいなんて大きなお世話。家族にこだわっていては、まともな介護制度は作れません。
やすじろうって何してきた人?

高齢者おひとりさま生活をハックする、
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やすじろうがフリーランスになったいきさつは、
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家族に頼らなくても暮らせる資源はありますよ。



