special thanks 山本あすか
老親と同居で一番大切な心構えは、自分が振り回されないこと。特にワタクシの老親のようなビビリは、くしゃみ一つで大騒ぎします。ささいな身体の不調で大騒ぎする老親に巻き込まれると、心身ともに疲れ果てます。
うちの老親、この夏も無事に乗り越えられました。冬はインフルエンザや肺炎が心配で、夏は熱中症と脱水が心配です。ビビりな性格なので予防接種は欠かしませんし、暑いときの水分補給と涼しいところにいることは徹底しております。
そんな老親のうろたえポイントは、年齢が原因でいつもと違う体調になること。痛さじゃなくて食べ物をむせたとかめまいがした時に、めちゃめちゃうろたえます。それがワタクシにとって大変負担なのです。
ワタクシが老親に振り回されないように、生活を共にする心構えを説明しますね。
1.老親の衰えは見て見ぬ振りをする
老親に衰えを指摘すると、神経質になって落ち着きません。だからあえて「耳聞こえてないでしょ」「忘れすぎる」など老化のことは一切言いません。一番「歳とったな」と感じるのは、耳が遠くなる・物忘れが多くなる(認知症ではない)ことです。
時々インターフォンが聞こえない・冷蔵庫の開けっ放しアラームが聞こえない・ワタクシの声が聞こえない、こういうところで耳が遠くなったことがわかります。どこに物を置いたかわからない・置きっ放しにしているなどで、記憶力が落ちたことがわかります。
老化が進んでいるのは本人が一番よくわかってるし、認めてくないのです。だからいちいち言いません。置きっ放しになっているものはどうするのか尋ね、買い忘れがあればワタクシが買い物します。
いちいち具合を聞いていたら愚痴大会になり、延々と身体の不調を聞くハメになります。些細なマイナートラブル(膝が痛いとか白内障とか)で、ちょくちょく病院に行っていますが絶対に「どこが悪いのか」とは聞きません。70歳過ぎればかかりつけのクリニックの一つや二つあって当然、命に関わることではないのです。
本当に具合が悪い時(熱出た・風邪ひいたなど)には、向こうから具合が悪いと言ってきます。そういう時にだけ、病院行ったのか・ご飯は食べられるか・ご飯作れないならワタクシがなんとかしようか、と聞きます。
もちろん優しく接するのではありません。「医者はあなたの話を聞くのが仕事じゃない」と受診前に釘を刺し、自分の症状を説明できるように紙にメモをさせます。そうしないと延々体調が悪い話を、ワタクシが聞かなければならないからです。
先日ガチギレしたのが、老父のうろたえでした。「ご飯食べてるつっかえた」と大騒ぎして耳鼻科に受診、病気ではないと言われて帰ってきました。夜眠れてるし、その後も普通に飲み食いできてるし、そもそも痩せてないのです。
「食べ物が喉につかえる」のなら、食事の量も減り他に症状もあるはずです。 ドクターショッピングを始める勢いだったので、母のかかりつけの耳鼻科に受診、「歳とったから飲み込みが少し悪いだけ」という結果。それでも「薬がなくなったら、受診しなきゃならないか」などと理由をつけて受診しようとする老父。
「歳とってあちこち衰えるのは仕方がない!第一、人の話を聞いてない!自分の言いたいことだけで頭がいっぱいだから、何言われてるか聞いてない!病気でもないのにしょうもないことで病院に行って、本当に病気の人が困ったらどうするんだ!」と言い放ちました。
歳をとってくると身体にガタがくるのは仕方がない。それは病気ではないし、普段自分で気をつけることができる。不必要な受診で医療費がかかるだけじゃなく、本当に治療が必要な人が受診できなくなる。高齢者が不必要に受診するデメリットも話すのです。
しゅんとしてますが、おとなしいくらいがちょうどいいのです。
病気になって寝たきりにならないか・苦しんで死ぬのではないか、このふたつを老親は一番心配しています。だから些細な不調にうろたえるのですが、それに同調して「本当に具合が悪いんじゃないか・自分がなんとかしなければ」などといちいち考えていたら身が持ちません。
歳をとれば心身は衰え、お迎えが来る。これは自然なことですから、老親が騒いでも放っておいていいのではないでしょうか。わざわざ巻き込まれて消耗する必要はありません。
うろたえている老親に巻き込まれていたら、あなたが潰れてしまいますよ。
やすじろうって何してきた人?
高齢者おひとりさま生活をハックする、
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老親と同居で一番大切な心構えは、自分が振り回されないこと。特にワタクシの老親のようなビビリは、くしゃみ一つで大騒ぎします。ささいな身体の不調で大騒ぎする老親に巻き込まれると、心身ともに疲れ果てます。
うちの老親、この夏も無事に乗り越えられました。冬はインフルエンザや肺炎が心配で、夏は熱中症と脱水が心配です。ビビりな性格なので予防接種は欠かしませんし、暑いときの水分補給と涼しいところにいることは徹底しております。
そんな老親のうろたえポイントは、年齢が原因でいつもと違う体調になること。痛さじゃなくて食べ物をむせたとかめまいがした時に、めちゃめちゃうろたえます。それがワタクシにとって大変負担なのです。
ワタクシが老親に振り回されないように、生活を共にする心構えを説明しますね。
老親と生活する心がまえ
1.老親の衰えは見て見ぬ振りをする
2.病院に行っても気にしない
3.看護師モード全開にする
1.老親の衰えは見て見ぬ振りをする
2.病院に行っても気にしない
3.看護師モード全開にする
1.老親の衰えは見て見ぬ振りをする
老親に衰えを指摘すると、神経質になって落ち着きません。だからあえて「耳聞こえてないでしょ」「忘れすぎる」など老化のことは一切言いません。一番「歳とったな」と感じるのは、耳が遠くなる・物忘れが多くなる(認知症ではない)ことです。時々インターフォンが聞こえない・冷蔵庫の開けっ放しアラームが聞こえない・ワタクシの声が聞こえない、こういうところで耳が遠くなったことがわかります。どこに物を置いたかわからない・置きっ放しにしているなどで、記憶力が落ちたことがわかります。
老化が進んでいるのは本人が一番よくわかってるし、認めてくないのです。だからいちいち言いません。置きっ放しになっているものはどうするのか尋ね、買い忘れがあればワタクシが買い物します。
2.病院に行っても気にしない
いちいち具合を聞いていたら愚痴大会になり、延々と身体の不調を聞くハメになります。些細なマイナートラブル(膝が痛いとか白内障とか)で、ちょくちょく病院に行っていますが絶対に「どこが悪いのか」とは聞きません。70歳過ぎればかかりつけのクリニックの一つや二つあって当然、命に関わることではないのです。
本当に具合が悪い時(熱出た・風邪ひいたなど)には、向こうから具合が悪いと言ってきます。そういう時にだけ、病院行ったのか・ご飯は食べられるか・ご飯作れないならワタクシがなんとかしようか、と聞きます。
3.看護師モード全開にする
もちろん優しく接するのではありません。「医者はあなたの話を聞くのが仕事じゃない」と受診前に釘を刺し、自分の症状を説明できるように紙にメモをさせます。そうしないと延々体調が悪い話を、ワタクシが聞かなければならないからです。
先日ガチギレしたのが、老父のうろたえでした。「ご飯食べてるつっかえた」と大騒ぎして耳鼻科に受診、病気ではないと言われて帰ってきました。夜眠れてるし、その後も普通に飲み食いできてるし、そもそも痩せてないのです。
「食べ物が喉につかえる」のなら、食事の量も減り他に症状もあるはずです。 ドクターショッピングを始める勢いだったので、母のかかりつけの耳鼻科に受診、「歳とったから飲み込みが少し悪いだけ」という結果。それでも「薬がなくなったら、受診しなきゃならないか」などと理由をつけて受診しようとする老父。
「歳とってあちこち衰えるのは仕方がない!第一、人の話を聞いてない!自分の言いたいことだけで頭がいっぱいだから、何言われてるか聞いてない!病気でもないのにしょうもないことで病院に行って、本当に病気の人が困ったらどうするんだ!」と言い放ちました。
歳をとってくると身体にガタがくるのは仕方がない。それは病気ではないし、普段自分で気をつけることができる。不必要な受診で医療費がかかるだけじゃなく、本当に治療が必要な人が受診できなくなる。高齢者が不必要に受診するデメリットも話すのです。
しゅんとしてますが、おとなしいくらいがちょうどいいのです。
まとめー老親で消耗すると同居はムリ
病気になって寝たきりにならないか・苦しんで死ぬのではないか、このふたつを老親は一番心配しています。だから些細な不調にうろたえるのですが、それに同調して「本当に具合が悪いんじゃないか・自分がなんとかしなければ」などといちいち考えていたら身が持ちません。
歳をとれば心身は衰え、お迎えが来る。これは自然なことですから、老親が騒いでも放っておいていいのではないでしょうか。わざわざ巻き込まれて消耗する必要はありません。
うろたえている老親に巻き込まれていたら、あなたが潰れてしまいますよ。
やすじろうって何してきた人?
高齢者おひとりさま生活をハックする、
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やすじろうがフリーランスになったいきさつは、
フリーランスになるまでのこと。をご覧ください。