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 がん年齢の@やすじろうです。 がん治療中の方やがんサバイバーに出会う機会が多くなりました。 親戚にも何人かがん治療を受けた人がいるので、がんにかかる人が増えているのは肌身に感じられます。

 ワタクシ医療従事者でありながら、がんについてとんでもない誤解をしておりました。 臨床で働き・インターネットで正確な情報提供する医師を知り・勉強をして、がんはそれほど恐れる病気じゃないこと・治療法が進歩していることなどを学びました。

 がんとがん治療に対するワタクシの黒歴史と現在の考え方をこれから書きますね。

1.痛み止めだけで最期を迎えよう

 ワタクシが看護師になりたての頃は、まだがんは治療法がない恐ろしい病気でした。 がんになった方には告知せず、「腫瘍があるけどほっとくと悪くなるので手術しましょう」と雑なごまかしで治療に突入してました。

 治療がまだ進んでなかった頃、「がんになったら手術や抗癌剤の治療はせずに痛み止めを使って最後を迎えよう」と考えていました。 「がんを放っておくと大きくなる」という考えが抜け落ちていた愚か者でした。

 がんは大きくなって皮膚を突き破って外に出ることがあります。がんが大きくなることで、便秘・呼吸が苦しいなど辛い症状が出ます。 痛みを抑えるだけで安らかに逝かせてくれない病気ががんです。手術や抗癌剤でがんを小さくすることも、大切な症状のマネジメントです。

2.抗がん剤は副作用が強いだけ

 抗がん剤は癌細胞だけ狙うのではなく、正常な細胞も攻撃します。ワタクシがまだ尻の青い頃は、抗がん剤は地獄の苦しみを伴う治療でした。毛が抜ける・止まらない吐き気・体のだるさ・食欲がなくなるなど。 苦しい治療をしてもがんが治る確率が低い時代でした。

 だから「抗がん剤が聞く人はごく少ない人たち。がんにかかった人全員に効果があるわけがない」と勝手に思い込んで、抗がん剤治療を否定していました。 何度でも書きますが、がん治療は日々進歩しているのです。抗がん剤の治療の副作用は、本当に軽くなりました。

 全くないとは言いませんが、「我慢しなさい」とは誰も言いません。もしそれを言う医療従事者はヤブですから、とっとと病院を変えましょう。 辛い副作用を抑える技を、がん治療に関わる医師は持っています。

3.手術はその場しのぎ

 「手術でがんを取り除いても、再発するから結局同じじゃん」と考えていたワタクシ。さらに「手術することでがん細胞が身体中に散らばる」と都市伝説のようなことを信じていたワタクシ。全部間違いです。

 手術でがんを取り除いて抗がん剤の治療をする、複数の治療法でがんを治すのです。 だから手術は一回して、あとは抗がん剤治療を続ける方もたくさんいらっしゃいます。 決してのその場しのぎの治療ではないのです、がんの手術は。 手術をしても、傷の痛みを抑える方法はたくさんあります。

 痛みを我慢する時代はもう終わり、内視鏡手術が主流になっている現在、手術の傷も小さいし痛みもその分軽くなっています。(体験者の知人は、内視鏡手術でもやっぱり痛いと言っていましたが、痛みは我慢しないようにと言われたそうです。) がんの手術はその場しのぎでは全くありません。

まとめー病院に行って自分の希望を伝えよう

 自分の狭いがんの知識でがん治療を否定していた尻の青い頃の自分を、目の前に正座させてこんこんとレクチャーしたいです。ああ、なんて愚かだったんだろう。 ワタクシががんになったときの治療の希望は、昔と変わらず「無理をしない」です。

 ほっとくと止まるところなく大きくなるがんは、小さくしないと日常生活に支障があります。だからがんを小さくして、完治できなかったらそれでもいい。苦しい症状を抑えて最期の日を迎えたいです。 だからがんが見つかったら病院に行って、標準治療を受けます。医療従事者にワタクシの希望を伝えながら、がんの治療をします。

 がんの治療はこれからも進化します。くれぐれもトンデモ医療だけには気をつけましょう。  最後にワタクシが信頼している医師のアカウントを埋めておきます。


トンデモ医療を丁寧に取材した本です。 
 
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高齢者おひとりさま生活をハックする、 
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