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今度は弊老母の介護が始まった
@やすじろうです。
弊亡父に続いて弊老母の認知症が発覚。
治療が始まってやっと落ち着いた日々を取り戻せました。

認知症は症状があっても年齢のためかわからないから、ある日突然発覚するのでしょう。
弊老親が2人ともそうだったので、弊老母の場合をお知らせしますね。

…弊老母の認知症は性格の悪さが見事に出たので、まあ小憎らしいったらありゃしない。

1.弊亡父の食事が作れない

弊亡父が在宅医療に切り替わったので自宅に帰ってきた時。弊老母は「食事を作る」と張り切っていたのですが、何を作っていいか・どれくらい食べるのかわからずただ食事をテーブルの上に並べておくだけでした。
「味噌汁とお粥と焼き魚か煮魚があったらいいから。つみれとか肉団子でスープ作ればいいから」「お母さんもお父さんの食事のこと考えといて」と退院前から言っていたのですが。
全く考えてなかったのです。

二言目には「トマトを湯むきにしてあげたらどうか」というのですが、トマトだけで栄養が取れるわけがありません。 結局献立がわからず、弊老母の役割はお粥と味噌汁を炊いておくだけにしました。 
「何も考えてない」と腹立たしかったのですが、介護という環境に適応できてなかったのでしょう。もしかしたらこの頃から認知症が始まっていたのかもしれません。

2.イライラ不機嫌で怒りっぽい

弊亡父は認知症以外にも「頭の中に水泡ができているので、長くはない」と何度も在宅医療チームから説明されていました。
足腰は立たなくなったけど、這い回りご飯をもりもり食べる姿を見ると全然そうは見えなかったのですが。 

ある日ケアマネさんに「お母さん、お父さんのことどこまで知ってます?」と聞かれました。 事情を聞くと、「お父さんの状態がいつまで続くかわからない。娘(ワタクシ)はお金に頓着しないし、年金暮らしだし」と弊老母が話していると説明してくれました。 
何度も「それほど在宅介護の状態は長くない」と説明を受けても、聞いた端から忘れている感じです。

 弊亡父がショートステイに行っている間、ワタクシは息抜きに県内で旅行をしていました。それを見て「お父さんの状態がいつまで続くかわからないのに、あんたは優雅だね」とイヤミを言い、「お父さんのことはあなたが全部やってください!」と吐き捨てました。 
弊老母がいなくても介護で困ることはないのですが、ケアマネさんに一応相談しました。 「年齢もあるし、今の状況に適応できてないから様子を見よう」と話は決まり、弊老母が好きなようにほっておきました。 

機嫌が悪い日もあればいい日もあり、やりたいことしかしない生活を弊老母は送っていました。 この頃は元々あった加齢性の聴力障害が進行して、さらに聞こえない状態だったらしく、話が聞こえてなかったようです。
覚えられない・聴こえないから話の輪に入れないで、相当ストレスが溜まっていたようです。 (訪問看護師さんが週一で来てましたが、何もしない人なのでこの時間弊老母のお守りをお願いしてました。)

3.物忘れが激しく、指摘すると激怒する

在宅介護が始まって4ヶ月後、弊亡父は息を引き取りました。予想通りの最後で、COVID=19のパンデミックの中ですが在宅介護に関わる医療従事者には本当に良くしてもらいました。

弊老母は全く葬儀の段取りができないので、ワタクシがしました。
その時いつお坊さんが来て葬儀屋さんが何をして、と説明するのですが、やはり全く覚えられないのです。

葬儀が終わるまでは穏やかでしたが、葬儀後に弊老母のイライラと不機嫌は復活しました。 香典返しのやり方がわからず、ご挨拶に来てくれる近所の人の対応もおぼつきません。 仏前の花や線香な度も、整え方がわからないのです。
葬儀屋さんがわかりやすいように紙に印刷した物を置いていったのに、それを見ることはしません。 いつもの「あなたの思う通りにやってください!」と吐き捨てて、不貞腐れて、泣く日々が続きました。
伴侶をなくして間もないので、精神的に不安定なのだろうと様子を見ていました。 

4.イライラ不機嫌に加えて泣く

時がたっても弊老母の不機嫌は収まるどころかグレードアップしていきます。
掃除片付けができないのに家のあちこちを片付けて、片付かないことに苛立つ日々が続きました。片付けてもどこに物を置いたか忘れるので、それも苛立ちの元になりました。

お悔やみを言われれば露骨に嫌な顔をして、「もう面倒くさいのに!」と怒り出します。 (実際はワタクシが手配したのですが) 他界した後の諸手続きも封筒を見るだけでイラつき、口座凍結に備えて引き落とし口座を変えれば「あんたがいらんことしてわからないじゃない!」と怒ります。
八つ当たりにしてはおかしいと思い、本人に「今のあなたはおかしい」と伝えました。
心当たりがあるのでしょう、言われた数日間はおとなしいのですがすぐイライラ不機嫌の塊に戻ります。

5.ケアマネさんに相談、物忘れ外来にかかる

前々からケアマネさんに、「気分の浮き沈みが激しい、父が他界してからひどくなった」と伝えていました。
ワタクシが「病院へ行こう」というと、絶対嫌がるのでケアマネさんに受診を勧めてもらいました。

かかりつけ医の受診日が近かったので、ワタクシが弊老母の受診についていきました。
ありがたいことに「一回見てもらった方がいいね」と、近くの地域支援病院の物忘れ外来に紹介状を書いてもらいました。
紹介先を受診すると「加齢によるアルツハイマー型認知症」と診断されました。 短期記憶ができないのと攻撃的な性格が症状なので、進行を止める薬を出してもらいました。

大人しく受診したわけでなくかかりつけ医に行く前日、「お父さんが死んで当然の反応だから」「ちょっと落ち込んでるだけだから」と渋りました。
そこは「お母さんが病院に行かないなら、ワタクシが出て行く。あなたの不機嫌に付き合う理由はない」と言い切って、受診させました。

まとめー認知症とわかっても、家族は自分を責めないで

受診してしばらくは「娘がガーガーうるさい」と医師に言っていましたが、これがある意味認知症の症状だとわかっている先生は笑っているだけでした。

内服を初めて2週間くらいたってから、イライラ怒ることがなく、笑うことが増えてきました。物忘れはメモやカレンダーに書き込んで何度も確認しています。
同居していても正直どこからどこまでが認知症なのかわかりません。弊老母の場合は配偶者を亡くしたことも重なって、鬱っぽくなっているのか落ち込んでいるのかも区別がつかなかったのです。

認知症のテストがありますが、テストの最中に「馬鹿にしてんのか」と怒り出す人もいます。 明らかに症状が出ないと、認知症とわかりません。 医師に見せるにも抵抗する人も多いです。 絶対自分を責めないで、相談できるところに相談しましょう。

相談先リンク置いときますね。

公益社団法人 認知症の人と家族の会「全国もの忘れ外来一覧」

e-65.net(イー・ローゴネット)「認知症・地域支援マップ」

 


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高齢者おひとりさま生活をハックする、 
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noteも書いてます。読んでね→ やすじろうの軟着陸生活


施設に相談などもありですよ。生協は介護生活の強い味方です。