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弊老母の介護真っ最中の@やすじろうです。
弊亡父を見送って1年過ぎて、「そういえばあの時…」と思いつくことが多いこと。
弊亡父は認知症でしたが、はっきりおかしいとわかるまでホントに気づかなかったですよ。

では弊亡父の認知症発覚までの経過をご報告いたします。
言われてみれば…という行動は1年前くらいからあったなあ。
…性格が出るというか、弊亡父はおとなしくて優しい人格が最後まで残ったのが幸いでした。


1.理由がわからない行動と物事を気にし過ぎる

老人会を理由がなく辞めました。
以前も辞めると騒いだことはありましたが、理由は「やり方が気に食わない」「合わん人がいる」とはっきりありました。でも今回は理由を聞いても「嫌なんじゃ」としか言わなかった。

おそらく老人会に出ても、話の内容やスケジュールが分からなかったんだと思います。
トイレ・洗面所の電気がついていることをやたらと気にし始めました。電気がついていると「電気がついている」「誰かいるのか」と必ずつぶやいていました。

2.「時計が読めない 」と言い始める

時々「時計が読めない、時間がわからない」と言い始めました。
特に針で時間を示す時計の読み方がわからず、デジタルの腕時計で時間を見ていました。
この頃、カレンダーに日付の確認のためにペンでチェックを入れていました。
多分日付もわからなくなっていたのでしょう。

3.運転ができないとバイクを処分する

車の免許は持ってないので、スーパーカブを愛用していました。
ある日カブがなくなっていたので、聞いたら「処分した。もう乗らん」と返ってきました。
やっと運転をあきらめたかと安心した反面、運転中に何かあったのか心配になりました。  

どうも平衡感覚がおかしくなってたらしく(これは認知症じゃなく、脳に水の溜まった袋が原因)、 今までのように運転できないのを自覚したのだろうと思い出返しております。

4.弊老母食道がん治療入院中、台所の整理ができない

弊老母の食道がんが見つかり、1週間治療で入院することになりました。
その間炊飯器の操作にこだわり、深夜にご飯を炊く準備を始めます。
「明日の朝じゃまにあわない」と一時間かけてご飯を炊く準備をしてました。

食べる量が大量になりました。
6皿分のカレーを一日で食べ、3合炊いたご飯を一日で食べてました。
使った食器は洗わず、食器棚から普段使わない食器(グラタン皿とか平皿など)を出して食事をします。そして食器は洗わず、汚れた食器をシンクに積みあげていました。 これも今までなかった行動でした。

5.夜眠らず、自分がどこにいるかわからない

弊老母が帰宅した翌日、夜中に起きて電話を必死でかけていました。
(電話番号が読めなくなってたので受話器に話しかけるだけ)

「警察が来た、おおごとになる」としばらく部屋をうろつき、受話器に向かって誰かに話し続けました。 今いるところは以前住んでいた地名を答え、「酒もないなにもない、ねむれない」と何度も話しているうちに朝が来ました。

 弊老母が持っていた病院の地域連携室のメモを頼りに、弊老父の状態を説明して受診の手続きをして認知症と診断がつきました

まとめーやっぱり認知症は同居しても気づかない

弊亡父、元々おとなしく無口だったので話しかけても「おう」「わかった」くらいの返事しかしなかったのですよ。行動も明らかにおかしい事はなかったし。
でもいつからかカレンダーに×印をつけ(どうも日付がわからなかったらしい)、使わないノートに自分の名前と住所を何行も書いていた。

弊亡父、自分の中ではおかしいと感じてたと、遺品整理をしながら思いました。
物忘れは年齢的なものかわからないし、同居親が突然認知症の症状が出たとしても絶対自分を責めないでほしい。
「なぜ気づかなかった」と責める輩とは縁切ってOK、相談できる社会資源と繋がっていれば大丈夫です。

親の介護・自分の介護で困ったら社会福祉協議会に相談しましょう。
各都道府県の社協の連絡先がわかります。

都道府県・指定都市社会福祉協議会のホームページ
https://www.shakyo.or.jp/network/kenshakyo/index.html 

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